草なぎ剛「適当が一番」 経験重ねてたどり着いた境地 「ヴィンテージになりたい」という目標も告白
若い時に思い悩んだ経験があっての今なので、ただ単に適当にやっているというわけではないのかもしれません」
数々の経験を重ねたからこそたどり着いた“適当”という境地。「今の僕としては適当が一番なんです! そのほうが自由に演じられて楽しいし、夜遅くまで台本を読んでいたら朝のパフォーマンスが落ちてしまうので」と語る。
『碁盤斬り』や『ブギウギ』、そして昨年末から今年にかけて上演された主演舞台『シラの恋文』で力を抜く大切さをより感じたという。
「白石監督にも本当によくしていただいて、リラックスした状態でお芝居できる環境の中で演じられた結果、すごく満足のいくものができました。『ブギウギ』もリラックスして向き合えて。肩の力を抜いてやったほうが、むしろ力が入る。ここぞという時にバシッといく気がします。『シラの恋文』も力をうまく抜くことでいい感じにできたなと思っていて、力を抜くことを覚えました」
今後の抱負を尋ねると、「これからも適当に生きていけたら」と笑顔で回答。
「いかに力を抜いて楽しむか。力を抜きながら力を入れるというのがテーマです。力を抜いて楽しんで行こう! という気持ちです。そのほうが高く飛べる気がします。