【ネタバレ】映画『逃走中』FANTASTICS佐藤大樹・中島颯太・瀬口黎弥、公開前は言えなかった見どころ
――消滅シーンが役としての見せどころ、みたいな。
佐藤:そうなんです。ある意味いちばん、素が見えるというか。
瀬口:僕が演じる陸の消滅シーンは予告でも流れていますが、陸は本当につらい気持ちなはずなのにあそこに至るまでに明るさは落とさなかったのが良さですね。陸には自分を犠牲にできる決断力があるという部分が描かれたシーンです。監督とは「なんか残したいよね」とお話をして、口癖として「マジで」という言葉が生まれました。陸が何度も言っていた「マジで」が、最後にぐっとくるようになればいいなと思います。いろいろと考えながら演じたので、そこもぜひ注目していただきたいです。
――消滅した後、物語の後半にも熱いシーンがありますね。
瀬口:最後の「マジで」という言葉に「あっ」となっていただけるように作っていったので、そこはしっかりできたかなと思います。
中島:僕の演じた瑛次郎は、実は6人を『逃走中』に呼んだ張本人。ずっと昔から後悔していたことがあって、その気持ちを爆発させるシーンをぜひ見てほしいです。デスゲーム化したからこそ生まれる、過去の後悔やその思いを伝えて乗り越えようとする瞬間をぜひ見守ってほしいなと思います。