鉄道トリビア (138) 「日本海」「きたぐに」臨時列車化で●●●が消える!?
3月17日のJRダイヤ改正で2本の夜行列車が消える。
大阪と青森を結ぶ寝台特急「日本海」と、大阪と新潟を結ぶ急行「きたぐに」だ。
寂しいなと思ったのも束の間、すぐに春の臨時列車として運行すると発表された。
ほっとしたけれど、じつは定期列車の「日本海」「きたぐに」にあって、それぞれの臨時列車からは消える車両がある。
日本の鉄道史から姿を消すことになるかもしれない。
臨時列車化で消える車両とは、開放型A寝台車だ。
寝台特急「日本海」には10号車に、急行「きたぐに」では7号車に連結されたが、春季に臨時列車として運転される「日本海」は開放型2段式B寝台車のみ、「きたぐに」は3段式B寝台車とグリーン車(座席)のみとなる。
定期列車の「きたぐに」は普通車自由席も連結されており、低価格な料金で好評だったが、臨時列車では自由席もなくなる。
「日本海」の場合、A寝台もB寝台も2段式。
その違いはベッドの幅だ。
B寝台はレールに対して直交する向きになり、ベッドの幅は70cm。
A寝台は通路を挟んでレールの向きに並び、ベッドの幅は下段が93cm、上段が88cmと広くなっている。
料金はB寝台の6,300円に対して、A寝台上段は9,540円。