2012年2月18日 08:45
鉄道トリビア (138) 「日本海」「きたぐに」臨時列車化で●●●が消える!?
A寝台下段は1万500円となっている。
A寝台は広いとはいえ、B寝台との差は18~23cm程度。
料金の差は3,240円~4,200円だ。
ちょっと割高な気がしないでもない。
しかしこの割高感は、現在のように全区間を寝台で利用するからだと思われる。
昔は寝台を使わない時間帯には座席に変換した。
このとき、B寝台は下段のベッドを2人で使うことになり、A寝台はひとりずつ専用の座席となる。
カップルでA寝台の上下段を利用した場合、向かい合わせの座席をひとつずつ使えたから、相席の気まずさもない。
また、ひとつの寝台を「大人1名、こども1名」あるいは「こども2名」でも利用できる規則になっている。
B寝台の幅70cmではきついけれど、A寝台の幅なら楽に利用できる。
B寝台をふたつ使うより料金も安くなるから、開放型A寝台は親子連れにはぴったりな空間だといえる。
さらに、座席から寝台に変換すると、下段ベッドの下にたくさんの荷物を置けたので、ベッドを広々と使えた。現在はベッドに荷物を持ち込むことになるから、実質的に広く使えない。
開放型A寝台は、ひとり旅で使うと割高感があり荷物置き場に困るけれど、2人連れや親子連れで上下段を使えばなかなか便利だった。