2012年3月1日 11:45
富士急行6000系デビュー! 元205系が水戸岡鋭治デザインに、耐寒耐雪装備も
戸袋(ドア格納部)には「FUJIKYU COMMUTER TRAIN」の頭文字を組み合わせたシンボルマークを配置。
乗降扉窓には水戸岡氏がデザインした富士急行のロゴが描かれた。
また、前面と側面の行き先表示器は方向幕からLEDに変更された。
客室は床やつり手に難燃加工した木材を使用し、ぬくもりや優しさを表現。
シートのモケット柄は数種類あり、隣り合うロングシートで組み合わせを変えるという遊び心も。
2号車「モハ6000」は1号車側の座席を1台撤去し、車いすスペースを設置。
室内の乗降扉上部にはLED案内表示器も搭載し、千鳥式に配置された。
車内放送の自動化も実施され、運転室に制御装置が新たに取り付けられている。
自動音声はこの分野で活躍するクリステル・チアリさんが担当。
1号車「クモハ6000」は、モハ205にクハ205の運転台を移植した車両。
モハ205の床には台車点検用の蓋がある関係で、乗務員室の扉が右端から中央部へ変更されている。パンタグラフはシングルアーム形に変更された。
これは、205系の菱形では積雪時に下がってしまうためとのこと。
パンタグラフは2台搭載し、架線に霜が付いた場合の霜取り装置を兼ねているという。