室内空気向上委員会「本当に安心できる空気清浄機の選び方・使い方」セミナー開催
高温多湿を好むダニは低温低湿の環境にすることで、ほぼ除去できると言う。
そのほか、ダニを減らすには清掃が効果的で、最低でも週2~3回はすべきだとも。
また、床材を板張りすることでダニを抑えることができ、畳にじゅうたんは最悪で、ダニを繁殖させるためにやっているようなものと話した。
そこで、布団の丸洗い乾燥や掃除機かけはダニの除去効果が高いそうである。
さらに、布団たたきは効果がないどころか、布団の中にあったダニの死骸(しがい)や排せつ物を表面に出してしまうことになりかねず、逆効果だと言う。
そして、空気清浄機を使用すれば空気中のアレルゲンを含む粉じん量は減るが、直ちに症状の改善につながるとも言えず、それなりの効果はあると言うにとどめた。
池田教授は花粉についても解説。
いっぽう、花粉はアレルゲンと同じように比較的大きな粒子であるため、空気清浄機で処理しやすいが、「イオン」や「プラズマ」といった付加機能をうたうものに対しては大きな疑問を呈した。
そして最後に節電のために換気や空気清浄機の使用を控えるべきでないと締めくくった。二人目の講師は、独立行政法人国立病院機構仙台医療センター・臨床研究部病因研究室長・ウイルスセンター長である西村秀一医学博士。