2012年4月13日 12:48
JR東日本、本年度の設備投資計画を発表 - 東北縦貫線開業は2014年度に変更
JR東日本は12日、本年度の設備投資計画について発表した。
設備投資額(単体)は昨年度と比べて1,000億円増の3,950億円。
災害に強い鉄道をめざし、東日本大震災を踏まえた新たな課題に重点に取り組むほか、新型車両や駅施設などへの設備投資も推進する。
設備投資額の内訳は、交通サービス部門が3,420億円、生活サービス部門が530億円。
大規模地震対策として、高架橋柱や橋脚、駅の耐震補強の整備対象を拡大するとともに、首都直下地震に備えた盛土の補強や電化柱倒壊対策なども新たに着手する。
ATS-P・Ps整備、踏切事故対策などの安全対策も着実に進めるとしている。
山手線で整備が進むホームドアに関しては、新たに大崎駅と池袋駅で使用開始するという。
新型車両などによる鉄道ネットワークの整備も推進する。
東北新幹線用E5系車両を引き続き投入し、本年度末までに一部列車の最高速度を時速320kmに引き上げる。
秋田新幹線用の新型車両E6系も投入し、東北新幹線の高速化を図る。
在来線では、今春デビューした常磐線の新型特急車両E657系のほか、通勤型電車E233系の東海道線、宇都宮線、高崎線への投入も進める。