くらし情報『鉄道トリビア (150) 東海道・山陽新幹線700系の次が「900系」にならなかった理由』

2012年5月12日 08:45

鉄道トリビア (150) 東海道・山陽新幹線700系の次が「900系」にならなかった理由

鉄道トリビア (150) 東海道・山陽新幹線700系の次が「900系」にならなかった理由
今年3月、新幹線300系と100系が引退した。

東海道・山陽新幹線では、車両形式は0系以降、100系、300系、500系、700系と、100の位が奇数で続いている。

しかし700系の次は900系とはならず、N700系となった。

なぜだろうか?東海道・山陽新幹線N700系は、700系をベースとしつつ、山陽新幹線での営業最高速度を時速300kmに引き上げ、車体傾斜システムを採用して曲線区間の速度を向上させた。

さらに先頭車の形状に直線を取り入れ、車内設備を充実させた。

700系のマイナーチェンジではなく、新形式として位置づけられている。

それまで、東海道・山陽新幹線の車両型式は「奇数×100」の数字が与えられてきたから、「700」の次は「900」になってもよさそうだ。

しかし、実際にはN700系となり、「700」の頭に「N」がついた。


各車両の型式は、700系が710形から始まる一方、N700系は770形から始まっている。

なぜ900系にならなかったのだろうか? 理由のひとつは、900番台をつけた新幹線の車両がすでに存在していたから。

900番台の車両は旅客営業用ではなく、試作車や線路の保守点検用に使われる車両で、「事業用車両」

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