2012年5月18日 12:45
首都圏の分譲マンション賃料、4カ月連続で下落--4月、近畿圏は前月比0.8%増
都県別で見ると、大阪府は前月比0.6%増の1,785円と2カ月ぶりに上昇、兵庫県は同0.1%増の1,650円と3カ月ぶりに上昇した。
近畿圏の主要都市については、大阪市で前月比0.5%増の1,966円と2カ月連続で上昇。
前年同月比(マイナス0.5%)でのマイナス幅も縮小しつつあり、緩やかな下落基調から抜け出しつつあると見られる。
また、神戸市は同0.3%増の1,742円と3カ月ぶりに上昇し、下落傾向が収まり始めているようだ。
中部圏は前月比0.1%減の1,493円に下落。
都県別では、愛知県が同0.6%減の1,570円と、底値圏の賃料水準は維持しているものの緩やかな弱含みが続き、特に中心部ほど軟調傾向が目立つという。
中部圏の主要都市については、名古屋市では前月比0.8%減の1,586円と再び下落。
名古屋市は、2010年以降1,600円を挟んでの推移が続いてきたが、今年に入ってからは1,600円を下回る水準での動きとなっている。
「3大都市圏・所要都市別/分譲マンション賃料月別推移」は、同社のデータベースに登録された分譲マンションの月額募集賃料を行政区単位に集計・算出し、平方メートル単価に換算して表記したもの。