2012年5月18日 12:45
首都圏の分譲マンション賃料、4カ月連続で下落--4月、近畿圏は前月比0.8%増
東京カンテイは17日、2012年4月の「3大都市圏・所要都市別/分譲マンション賃料月別推移(1平方メートル換算)」を発表した。
それによると、首都圏の分譲マンション賃料は、前月比0.8%減の2,505円と4カ月連続で下落した。
都県別で見た場合、東京都は前月比0.1%減の2,930円、埼玉県は同0.1%減の1,621円、平均築年数がやや進んだ千葉県は同1.5%減の1,523円。
一方、神奈川県は平均築年数が前月の18.4年から17.8年に若返ったことから、同1.4%増の2,058円となった。
ただし、首都圏全体では横ばい~弱含みの基調となっている。
主要都市別で見ると、今年に入ってから底ばいで推移している東京23区では前月比0.1%増の3,032円とわずかに上昇。
また、横浜市でも同1.4%増の2,206円と上昇したが、千葉市は前月と変わらず1,508円、さいたま市も同じく前月と変わらず1,766円と、ともに横ばいとなった。
「事業集積地では居住ニーズの地域偏在によって圏域全般の動きとは対照的に横ばい~やや強含み基調」(同社)で推移している。
近畿圏は前月比0.8%増の1,715円に上昇。