2012年5月17日 08:46
最新型「コンビニATM」の製造工場をミタ! ”世界初”のメディア公開に緊張!!
最終検査では、印字の位置や濃さの確認を行う。
「カードレシート部」の製造と並行した「ATM本体」の組み立てラインでは、重量があるため、レールの上で自動搬送しながら部品を組み立てていく方法がとられている。
レールにはセンサーがあり、それぞれの部品を取り付ける工程ごとに作業者の前の棚から自動的に組み立てる部品が出てくるようになっている。
これにより、部品の取り付け忘れを防止する仕組みだ。
4階で製造された制御用ボードはボックスに入れられるが、この4階から来る制御用ボードの部品も含めると、本体の組み立てでは420点の部品が使用されることになる。また、本体の組み立てにおいては、作業者が自ら考え出した工夫も数多くある。
例えば、ATMの上扉は10キログラム以上あり、作業者が本体の上に運んで組み立てるのは非常に難しい。
そのため、上扉を上方に持ち上げる仕組みを考案し、簡単に組み立てられるようにしている。
その設備は、NECコンピュータテクノが自社開発したものだ。
その他設備においても、日々作業員がアイデアを出し、改善・改良に努めている。
本体とカードレシート部、紙幣部を組み合わせて、ATMはついに完成。