くらし情報『鉄道トリビア (156) 住宅メーカーが内装を手がけたホテルのような電車が走っている』

鉄道トリビア (156) 住宅メーカーが内装を手がけたホテルのような電車が走っている

出発駅を新幹線の終列車や飛行機の運行終了時刻より後に出発し、翌朝、飛行機や新幹線の一番最初の便よりも早く目的地に到着するケースだ。

これなら前日も翌日もまるまる使えて、寝ている間に移動できる。

東京駅を発着する寝台特急のうち、その条件を満たす列車が「出雲」「瀬戸」だった。

そこで、この2つの列車の価値を高めるため、電車化によってスピードアップを図り、より便利な時間帯で利用できるようにした。

これが285系誕生の経緯である。

「サンライズエクスプレス」運行開始は1998年からだ。

7両編成で5編成が製造され、JR西日本とJR東海が保有している。

「サンライズ瀬戸」の下りは東京発22時0分、高松着7時27分で、上りは高松発21時26分、東京着7時8分である。


まさに効果的な時間帯だ。

「サンライズ出雲」の下り出雲市行も、到着は朝9時58分とちょっと遅く、上りは出雲市発18時55分で飛行機に負けてしまうけれど、それでも下りは東京から朝一番の新幹線「のぞみ」と特急「やくも」を乗り継ぐより3時間ほど早く着く。

また、岡山駅で「スーパーいなば1号に乗り継ぐと鳥取着が08:38となり、こちらの魅力も大きい。

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