くらし情報『銀行トリビア (7) 銀行が”破たん”したら…「預けているお金」はどうなるの?』

2012年6月4日 08:03

銀行トリビア (7) 銀行が”破たん”したら…「預けているお金」はどうなるの?

当座預金など利子のつかないものは全額が保護されます。

逆に、外貨預金などはペイオフの対象ではないので、万一の場合、預金全体が減額される可能性があります。

ペイオフは預金保険制度に基づく仕組みです。

日本国内に本店がある銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫などの金融機関は預金保険制度に加入していて、預金保険機構というところに保険料を払っています。

機構はこの保険料をプールしておき、制度に加入している金融機関が破たんしたときの預金の払い戻しに充てます。

(これらの金融機関の海外にある支店や、外国の銀行の日本にある支店などはこの制度の対象ではありません。

)もしどこかの金融機関が破たんして預金が払い戻せなくなると、日本の金融システム全体の信頼性が損なわれ混乱が起こります。

それを避けるために、預金払い戻しのためのお金を出し合うのが、預金保険制度です。


預金保険の保険料は各金融機関が負担しているので、間接的に預金の金利を下げる要因となります。預金は1000万円まで元利が保証されているけれど、そのためのコストを、預金者は低い金利という形で払っているともいえるわけです。

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