2012年6月11日 15:48
中小企業の景況感、4~6月期は”マイナス20.0” - 7~9月もマイナス10.3予想
財務省と内閣府は11日、2012年(平成24年)4~6月期における法人企業景気予測調査の結果を発表した。
それによると、4~6月期の大企業全産業の景況判断指数(Business Survey Index:以下、BSI)はマイナス3.1で、3期連続で悪化した。
同調査の対象は、資本金、出資金または基金(以下、資本金)1,000万円以上の法人(ただし、電気・ガス・水道業及び金融業、保険業は資本金1億円以上)で、 今回は1万2,535社から回答を得た。
調査時点は5月15日。
なおBSIは、自社の景況感が直近の四半期と比べて「上昇」と答えた企業の構成比から、「下降」と答えた企業の構成比を差し引いた指数となる。
4~6月期のBSIを全産業で見た場合、大企業はマイナス3.1、中堅企業はマイナス7.2、中小企業はマイナス20.0と、いずれも「下降」超となった。
業種別に見ると、大企業の製造業はマイナス5.7、非製造業はマイナス1.6、中堅企業の製造業はマイナス12.9、非製造業はマイナス5.5、中小企業の製造業はマイナス26.0、非製造業はマイナス18.8となっている。
一方、全産業の7~9月期の先行きについては、大企業がプラス8.8、中堅企業がプラス5.7と、「上昇」