くらし情報『8月の金融政策・経済イベント~日米欧の金融政策に注目集まる』

2012年7月31日 15:45

8月の金融政策・経済イベント~日米欧の金融政策に注目集まる

ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は7月26日、ユーロ安定のために「あらゆる手段をとる用意がある」と表明しました。

スペインの財政不安に伴なう市場混乱や欧州景気の悪化を回避するため、柔軟な政策手段をとる考えを明確に示した形となりました。

これを受け、市場では、8月2日のECB理事会で、EFSF(欧州金融安定基金)などと協調した南欧諸国の国債購入や、長期流動性供給オペなどの追加の金融緩和策が行なわれるとの観測が拡がっています。

過去において、ECBがこれらの政策措置をとった際には、欧州株式をはじめ、主要国の株式市場が上昇するなど、投資家のリスク回避姿勢の後退につながったこともあり、ECBの政策が注視されています。

8月は欧州のみならず、米国および日本の金融政策にも注目が集まっています。

米国では、7月31日から8月1日にかけてFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。

バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長は先頃の議会証言で、雇用市場が改善しない場合には景気浮揚へ向けた措置を取る用意があると発言しており、今回もしくは次回(9月12-13日)のFOMCで景気を下支えるために何らかの施策を打ち出すとの見方が強まっています。

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