鉄道トリビア (161) 山手線&大阪環状線「内回り・外回り」よりわかりやすい呼び方はある?
日常生活やプライベートな会話で間違えるくらいなら笑って済まされるけれど、たまに記事でも間違えて、読者からご指摘をいただいた経験もあった……。
でも筆者は方向音痴ではないと思うし、山手線の利用者でも間違える人は多いはず。
そもそも「外回り」と聞いて、「電車は左側通行だから、左回りが内回りで、その反対が外回りだな」と頭の中で何度も変換しなければならないから、やっぱりわかりにくい。
環状運転の路線は、他の路線のように「上り」「下り」という呼び方を使えない。
調べてみると、「内回り」「外回り」という案内方式は山手線・大阪環状線などに限られるようだ。
たしかに間違えやすいけれど、首都高速環状線も「内回り」「外回り」だし、これが一般的な表現とも考えられる。
一方、ディズニーリゾートラインやセントラム、山万ユーカリが丘線、ポートライナーの環状運転系統などは一方通行だから間違えようがない。
都営大江戸線、名古屋市営地下鉄名城線、伊予鉄道の市内電車はまた異なる案内方法である。
都営大江戸線の場合、公式サイトの路線データを見ると「内回り」「外回り」を使っているけれど、旅客案内上は途中の主要駅を表示し、「●●方面」