子どもが夢中で学ぶ! 年齢別で見る積木の遊び方 (2) 積木の量とバリエーションを増やして深まる、1歳半~2歳半までの積木の世界
ただし、寸法(基尺)があっていることが重要だ。
積む積木の形が途中から変わっても、安定した形に作り上げるためのルールを学べるからである。
1歳半から2歳半までの積木遊びは、基本的に1歳半までの遊びの延長である。
積木を身近なものに見立てて遊ぶ、また、より高いもの、より大きなものを目指して積木を積み上げたりつなげたりする。
個人差はあるものの、多くの子どもにとってはまだビルやお城などと構造的に積み上げるという段階ではない。
遊びの状況を見て、次第に量と形を増やしてあげるといい。
また、彩色した積木や美しい色彩のビーズを加えてあげると、より創造的な積木遊びになる。
2歳頃になると、注意力と集中力が必要になるドミノ倒しに興味を持ち始める子どももいるだろう。
並べ方の例としては、最初に立方体を並べ、その上に直方体を置くと間隔がとりやすくなる。
立方体と立方体の間隔は、子どもの人さし指1本分が目安だ。子どもの両手に収まるサイズの立方体を積木に切り分けた「ケルンブロック」も、積木遊びにより深みを与えてくれるアイテムだ。
この積木でできる遊びに「見立て遊び」「パターン遊び」などがある。