災害時用の水、少なくとも14億円分以上が期限切れ!
キリンMCダノンウォーターズはこのほど、小学生の子どもがいる母親800名を対象として7月に実施した「震災後の水分補給・ストックに関する調査」の結果を発表した。
期限切れになってしまった備蓄品の1位は「水」で、その平均金額は1,182円であることが明らかになった。
「消費しないまま期限が切れた備蓄品」について聞いたところ、食品の1位は「水」で、その金額は平均1,182.2円に上った。
これを全国の小学生以下の子どもがいる世帯数で換算すると、年間14億円の水が期限切れを迎えてしまっていることになる。
さらに、もし上記の世帯すべてが期限切れを経験したとすると、その総額は年間91億円にもなる。
期限切れを防ぐ方法として有効なのが「循環備蓄」だ。
食料品をはじめとする備蓄品が期限切れを起こさないよう、日常生活で活用/消費しながら、なくなった分をその都度補充していく備蓄方法のことを言う。
一般的に備蓄用食品類は保存期間が長いものが多いが、それでも無期限ではない。
期限が迫ってからまとめて消費するのは負担になり、また買い替えには費用もかかる。
しかし「循環備蓄」をすることで消費と補充のこまめなサイクルが可能となり、食品類を無駄なく使える。