ドラギ総裁によると、ECBによる国債購入の再開時期は早くて9月になるとのことです。
過去2、3週間の間にECB高官の何人かが、南欧諸国などの国債利回りが高水準となっているために、銀行の貸出意欲が削がれ、資金供給メカニズムが正常に作動していないという趣旨の発言をしていることを考えると、ECBはそうした国債利回りの低下を促がし、投資や消費の冷え込みを回避しようとすることでしょう。
(2012年8月3日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、国内外での大きなイベント発生時の臨時レポート「フォローアップ・メモ」からの転載です。→「フォローアップ・メモ」【拡大画像を含む完全版はこちら】