ところで万博で普及したものといえば、阪急梅田駅に設置されている日本最大規模のムービングウォークだ。
そこで番外編として日本で初めて設置されたムービングウォークに関しても調べることにした。
ムービングウォークとは「動く歩道」とも呼ばれており、阪急・梅田駅になくてはならないものとなっている。
そしてこのムービングウォークもやはり右立ち、左空けルールになっている。
通りがかった30代女性に話を聞いたところ「え?前の人が左を空けていたからやけど」となんとも簡単な返事。
前の人に倣うのは日本人ならではの感性だから納得はしたが……。
とにかく諸説あるものの、この文化は一体どこまで浸透しているのだろうか。
東京と大阪の真ん中あたりに位置する愛知県名古屋市出身の人に話を聞いたところ、左立ち右空けという大阪寄りではなく、東京寄りの意見が得られた。
大阪に少し近づいた三重県津市出身の人からもやはり東京寄りの意見が得られた。
それならば関西圏の滋賀県出身者に取材。
「近畿なのだからきっと大阪寄りだろう」とたかをくくっていると、なんと東京寄りという!おや、同じ関西圏でも違いがあるではないか。