大分県の人気からあげ店が「これはうまい!」とすすめるからあげ店
鶏のからあげ。
これほど子どもから大人まで好まれている料理はないだろう。
その原料である鶏肉消費量が全国平均を大きく上回っている県がある。
大分県だ。
当然、からあげを出す店も多いはず。
調査すると、からあげで町おこしをしている団体があるという。
そこを訪ねるとおススメの店も教えてくれるのではないか。
早速、大分県に飛んだ。
訪ねたのはからあげの「聖地」中津市。
あの福澤諭吉を生んだ城下町である。
そんな歴史のある街がなにゆえ、からあげの聖地なのか?肉の生産・販売の「豊国畜産ぶんごや」取締役専務で、「聖地 中津からあげの会」という名前の町おこしグループの会長である西郡信喜さんに話を聞いてみた。
――なぜ、中津でからあげが盛んになったのでしょうか?「太平洋戦争後、食糧難を解消すべく国の政策で養鶏場が中津市にたくさん作られたのです。
そういう背景があったのと、旧満州からの引揚者が現地での食べ方を伝えたともいわれ、いつしか定着したようですね」――消費量はどのくらいあるのですか?「消費量については、残念ながら把握できておりません。
しかし、大分県全体での一世帯当たりの鶏肉の年間消費量は19.3キロ。