四国でお遍路さんになるために必要な準備&アイテムが知りたい!
と秋山さんは説明する。
それから、杖(つえ)は遍路を導く弘法大師の化身とされる「金剛杖(こんごうづえ)」。
こちらは、取り扱いにも注意して、丁寧に扱うことが大切だ。
「宿に着いたら、まず杖の先を洗い、隅々まできれいにふき、合掌しましょう。
それから、橋の上では杖をついてはいけません」と秋山さん。
さらに、「輪袈娑(わげさ)」も必要だ。
これは礼拝の正装具であるが、遍路の道中修行の身支度段階ですでに身に付けることになっている。
秋山さんは、「お手洗いなどの不浄な所に立ち入る際は取り外してください。
また、輪袈娑はよくずれるので輪袈娑止めを購入するのがおすすめです」と言う。
「山谷袋(さんやぶくろ・ずだぶくろ)」も持ち物を納めて持ち歩くのに便利なため、必需品といえるだろう。
そのほか、「札入れ巡礼セット」や「念珠(ねんじゅ)」、そしてお遍路さんの特徴ともいえる仏様をもてなす「持鈴(じれい)」をそろえれば、もう一人前のお遍路さんにみえる。
ちなみに、旅ネット四国では、金剛杖を除くすべての必需品を、1万~1万5千円ほどでそろえられるそう。
「金剛杖は、仏様の代わりですから2万円ほどします」