これは太い!愛知の名古屋名物「きしめん」の極太麺をすすってきた!
しかし厚さもハンパない。
ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。
トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。
極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。
つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。
冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。
そして麺本来の強さが際立つ。
麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。
開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。
という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。
「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。
「市場に出入りしている人は舌が肥えている。
そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。
店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。
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