グローバル化時代に必須! 続々と誕生の『海外送金サービス』、その現状は?
NTTドコモの送金手数料は、「なるべく安く、分かりやすく」(石井氏)をモットーとし、1回の送金につき一律1,000円としているのが特徴だ。
石井氏によると、携帯から非常に簡単な操作で送金でき、銀行の窓口の営業時間や曜日に関係なく送金できることから、利用者からは大変使いやすいと評判だという。
送金対象国は、2012年3月に21の国・地域に拡大した。
在日外国人以外にも、日本人留学生に親が送金するケースも多いといい、米国への送金が伸びているという。
マネーロンダリングなどの不正対策にも力を入れており、毎回の送金ごとに受取側のスクリーニングをしている。
また、今年3月からはスマートフォンからも送金できるようにした。
「入力が楽なので、口座番号なども打ちやすく、慣れると大変使いやすい」(石井氏)。
石井氏はサービス開始からこれまでの状況について、「2011年度は目標としていた利用者数には届かなかったが、確実に手ごたえは感じている」とし、「携帯電話は、おサイフケータイなどにも代表されるように、金融サービスと相性がいい。
海外送金サービスについても、1回一律1,000円という分かりやすさと携帯で手軽に送れるというメリットがあるので、外国人の皆さんや留学生のお子さんを持つ親御さんらに、ぜひ利用してほしい」