ニッポンのカレーの原点に迫る! 神奈川・よこすか「海軍カレー」
日本のカレーのルーツといわれているのが、明治時代、大日本帝国海軍の軍人たちに食されていた「海軍カレー」。
当時、軍人たちの主な死因であったかっけを予防するための策として、イギリス海軍の食事を見習って、栄養豊富なカレーを導入することになったのだそうだ。
そして現在、在日アメリカ海軍の基地がある横須賀には、当時の海軍レシピを元にその味を再現したカレーを供する店が数多く点在。
メディアに取り上げられることもしばしばで、連日、観光客でにぎわっている。
中でも明治41年に記述されたイギリス海軍によるレシピにもっとも忠実に料理しているのが、「よこすか海軍カレー館」だ。
いまから約10年前に開業した「よこすか海軍カレー館」は、隣接するレストラン「魚藍亭」の姉妹館。
こちらのレストランで食べることのできる海軍カレーは実は、魚藍亭の女将が横須賀市からの依頼を受けてイギリス海軍のレシピを再現したものなのだとか。
カレーといえば本場はインドだという認識があるが、なぜイギリス海軍のレシピなのかが気になるところ。
イギリスの家庭料理といえば、どちらかというとシチューというイメージなのだが……。
その疑問を解消してくれたのが、よこすか海軍カレー館・館長の高田さん。