2012年9月25日 18:33
客室乗務員の仕事とは - 単なる接客係ではないその仕事内容
空港でのセキュリティ強化は説明するまでもないだろう。
客室乗務員も例外ではない。
米国では早くも9.11テロの2カ月後には、客室乗務員によるハイジャックやテロリストへの対処法を定めた法律が改正されている。
以前はハイジャック犯をなだめながら、空港に着陸するまでの時間稼ぎをすることが基本方針だったが、旅客機がミサイルと化した9.11テロの教訓を踏まえ、ハイジャック犯やテロリストを攻撃・制圧することを基本方針に定め、航空会社にも客室乗務員に護身術の訓練をおこなうことを義務付けている。
米国では以降も数回の法改正を経て、現在ではTSA(米国運輸保安局)も米国各地で、自主参加制ではあるが、客室乗務員に護身術のトレーニングを実施している。
ただしAFA(米国客室乗務員協会)は、これらの法律は経営コストの増大を嫌う航空会社に甘くつくられており、客室乗務員の能力は全く不十分であるとして、連邦議会やTSAに、より充実した訓練の義務化を求めている。
日本でも客室乗務員に対し、テロやハイジャックを想定した訓練は、「実施している。
9.11テロ後は訓練内容も変更した」(JAL)、「実施しており、内容も順次アップデートしている」