2012年9月6日 10:20
高速トリビア (14) 萌える人も萌えない人も注目! 知られざる「ジャンクション(JCT)」の世界
ジャンクション(JCT)は、道路において複数の車両が異なる方向に進もうとする交通を制御し、交通事故を最小限にするために設けられる施設です。
JCTを作る際は、周辺の用地状況や通過する車両交通量などを勘案して、最適と思われる形状としています。
道路を結節させる方法は、交差点による制御(平面交差)と、ICによる制御(立体交差)に分けられます。
高速道路のJCTで用いられているICは、多量の交通が一点で交わることを防ぐために、異なる高さで交わらせた複数の道路を、「ランプ」という勾配をつけた連絡路で接続させた構造となっています。
それではさまざまなJCTの形状を紹介していきましょう。
「直結Y型」は、直結ランプという、右折および左折のランプのみで3方向を接続しています。
日本の高速道路における三叉路JCTでは、ほとんどがこの構造を採用しています。
直結Y型の変形で、本線の走行車線から直接分岐する「左折直結ランプ」を組み合わせているため、進行方向を変えることなく走行ができる安全性が高い形です。
大きなものからコンパクトなものまで種類の幅は広く、複雑な構造形式で高低差があるものが多いです。