2012年9月6日 10:20
高速トリビア (14) 萌える人も萌えない人も注目! 知られざる「ジャンクション(JCT)」の世界
「トランペット型JCT」は、くるっと回る連絡道路が特徴的な構造です。
その部分がトランペットに似ていることから「トランペット型」と呼ばれています。
米原JCTが代表例ですが、東京外環道の大泉JCTもこれに分類されます。
日本では鳥栖JCTのみで見られる形状でしたが、車両の混雑に対処するため、2001年に連絡道路「サガンクロス橋」が設置されました。
よって、現在では純粋なクローバー型のJCTではなくなっています。
代わりといってはなんですが、変形クローバー型とされるJCTがいくつもあります。
そのうちの一つ川口JCTは、タービン型右折とクローバー型右折の組み合わせた形状です。
クローバー型の変形型が「タービン型」です。
回転機械というべきタービンの名前にふさわしく、立体交差に伴う高架橋を何カ所も必要とします。
近年の技術進歩により、新しく建設されるJCTはタービン型が多くなっています。
このほかに、高速道路同士の接続にもかかわらず、信号機を設置して平面交差にした前代未聞の「直結型」の美女木JCTや、日本一複雑と言われている垂水JCTなども有名です。JCTの世界は掘り下げれば掘り下げるほど奥が深い、まさに「JCT道」なのかもしれません。
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