2012年9月6日 10:06
海外投資のリスク緩和「為替ヘッジ」有りと無しではどう違う?
気軽に海外へ出かけたり、インターネットで海外とリアルタイムに情報交換したりできる今、個人が資産運用するときも、日本だけでなく、海外の資産や金融商品を利用するのが当たり前になっています。
資産運用で大切な“分散”の考え方からも、資産のすべてを日本円建てのものに投資するより、一部を外貨建てのものにして、通貨を分散させることが必要だといわれています。
でも、外貨建ての資産への投資には為替のリスクがつきもの。
例えば外貨建ての債券に投資する場合、その債券を売却したとき、購入したときより円高になっていると、為替によるマイナス、つまり為替差損が生じます。
債券そのものの価格が上がっていたとしても、為替差損がそれを打ち消してしまうし、為替差損のほうが大きければ売却損が出ることになります。
これが為替リスクです。
日興アセットマネジメントが実施した「『ヘッジ』の理解度に関する調査」というアンケート調査によると、約7割の人が為替リスクについて理解しているようです。
こうした為替リスクを避けるために、海外の資産に投資する投資信託の中には為替を“ヘッジ”するものがあります。
ヘッジというのはもともと「垣根」