くらし情報『大分の九重”夢”大吊橋はあまりに絶景過ぎて足がすくむ!?』

大分の九重”夢”大吊橋はあまりに絶景過ぎて足がすくむ!?

金網を通り抜け足元から涼しい風が吹き上げてくる中、恐る恐る進む。

すると視界に飛び込んでくるのは広々とした空、緑が美しい山々。

そして、83メートルの落差を誇る「震動の滝」の雄滝、雌滝、子滝。

空中散歩ともいえる360度の大パノラマに、改めて自然は美しいと感じ入ってしまった。

自分の足元さえ見なければ、である。

橋のちょうど真ん中付近。

下を望むと、九酔渓(きゅうすいきょう)の渓谷の木々がまるで精巧なジオラマのように見える。

そんな中、「揺らすな、走るな」との看板がやたらあるのに、前を歩いている子どもがご丁寧にジャンプ。


強風とも相まって、予想以上に揺れ、足がすくんで腰から力が抜けてしまう。

ふと前を見ると、夫らしき男性の服のすそを持ち、固く目をつぶりそろそろと歩く年配の女性がいた。

もはや何をしに来たのか分からない。

嫌々、景色を見るよりも、共に歩む姿勢が大切だ。

愛情を確かめ合っているに違いない。ようやく渡り終え対岸へ。

橋のふもとの茶屋は盛況である。

そこでこちらも一服。


しかし、よく考えてみると帰りも橋を渡るしかない。

でも、お茶を飲んだだけではもう一度渡る気になれない。

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