くらし情報『この猫はどんな猫!? 猫種を学んでみよう (9) 折れた耳を持つまんまる猫 -スコティッシュフォールド』

この猫はどんな猫!? 猫種を学んでみよう (9) 折れた耳を持つまんまる猫 -スコティッシュフォールド

この猫はどんな猫!? 猫種を学んでみよう (9) 折れた耳を持つまんまる猫 -スコティッシュフォールド
■スコティッシュフォールドの歴史
折れ曲がった耳の愛らしい風貌で抜群の人気を誇るスコティッシュフォールドは、スコットランドを原産国とする猫種です。

スコティッシュフォールドの「フォールド(fold)」は、英語で「折りたたむ」を意味します。

1961年、スコットランドの農家で1匹の雌の白猫が誕生します。

「スージー」と名付けられたその子猫は、突然変異で前方に折れ曲がった耳を持っていました。

「スージー」は2年後、複数の子どもを産み、その中に同じく耳の折れた子猫が2匹含まれていました。

子猫の1匹を譲り受けた研究家のウィリアム&メアリー・ロス夫妻は繁殖計画を立案、ブリティッシュショートヘアと交配し、少しずつ折れ耳猫の数を増やしていきます。

しかしイギリスでは当初、近親交配や奇形であることを理由に敬遠され、公認されることはありませんでした。

1971年、耳の折れた猫はアメリカの遺伝学者の手に渡ります。


アメリカンショートヘアなどと慎重に交配され、やがて猫種として確立。

1978年に公認を受けて以降、世界的な人気を得るに至ります。

日本でも、もっとも人気の高い猫種のひとつとなっています。

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