痛みには3つの種類がある!? 約2,000万人が保有する”慢性疼痛”って何?
症候群、女性に多く、手がしびれるような痛みを感じる手根管(しゅこんかん)症候群、がん性疼痛などが挙げられます」――『侵害受容性疼痛』は物理的な痛みかと思うのですが、『神経障害性疼痛』の神経の痛みとは、どのようなものなのでしょうか?小川教授「手を切って血が出るときの痛みは、組織が壊れることによって感じる痛み(侵害受容性疼痛)です。
急性のものなので、炎症がおさまれば痛みも感じなくなります。
これに対し、神経の痛みとは、炎症がおさまっても痛みが継続するので、ケガの治療後も痛みが継続する場合は神経の痛みといえるでしょう。
ズキズキしたり、ヒリヒリしたりするような痛みが特徴です」――神経の痛みは、時間経過とともに強まるものなのでしょうか?小川教授「病気の種類にもよりますが、必ずしもそうとは限りません。
痛みが増す人もまれではありません。
特徴としては、天候や体の調子によって、痛みに波があります。
触るとビリビリするような痛みも、神経の痛みの特徴です」――痛みを感じたらどうすればいいでしょうか?小川教授「通常では治ってしまうと思われる日時を過ぎても痛みが続く場合は、すぐに病院へ。
ペインクリニックをおすすめしますが、神経科、整形外科、神経内科、脳神経外科などの受診でも結構です。