知る人ぞ知る“ナス王国”新潟県で、品種別のおいしい食べ方を教わった!
煮たり、焼いたり、炒めたりと、様々な料理法や味付けで楽しめる「ナス」。
その歴史は古く、日本では1,000年以上にわたって栽培されている。
しかし、そのナスの作付面積全国1位が新潟県であることは、意外と知られていない。
「新潟のナス栽培の主流は『露地栽培』です。
だから、作付面積が広いのではないでしょうか」と教えてくれたのは、新潟県農林水産部食品流通課流通・市場係の堀本さん。
なるほど。
しかし、広範囲で栽培をしていたら、収穫量や出荷量は多くなるはずでは?その割には、スーパーで新潟県産のナスを目にすることは少ないような……。
「作付面積は1位でも、収穫量や出荷量は1位じゃないんですよ」(堀本さん)え!?それってどういうこと?ナスといえば野菜、野菜といえばJA。
ということで、知る人ぞ知る“ナス王国”の謎を探るべく、全農新潟県本部園芸部青果販売課の甲野さんにお話を伺った。
「新潟県のナスの作付面積は674ヘクタール。
一方で、収穫量は9,020トン、出荷量に至っては2,920トン(2011年度、農林水産省調べ)と、全国的に見てもそんなに多くはありません」(甲野さん)その理由としては、まず、収穫期が短いことがあげられる。