2012年10月11日 15:34
「トクホ」は病気に効く? 「トクホ」の本当の意味とは?
50代後半男性のビジネスパーソンAさんは、少々メタボな体型で、血圧高め。
毎年、健診で高血圧と指摘されながらも、元来の医者嫌い。
多忙を言いわけに病院を避けてきました。
そのAさんが頼りにしているのが、血圧を下げる機能があるというトクホ。
「トクホ」が「特定保健用食品」の略であることはご存じの方も多いと思います。
登録にはまず、企業が安全性、有効性データをそろえて、国の審査を受ける必要があります。
さらに、国側が全国6カ所の検査機関で行う試験でも有効性が確認できれば、「体脂肪が気になる方に」「食後の血糖値が気になる方に」といった、身体への機能に踏み込んだ表示ができるという制度です。
2012年8月31現在、1,013品目がトクホに許可されています。
トクホの食品には、乳酸菌由来の成分やゴマ由来の成分が含まれているものなど、様々なものがあります。
「(上の血圧が)190mmHgまではトクホで頑張る。
医者に行くのはそれからだ」というのが、Aさんの主張。
「食品」であるトクホに、そんな効果があるのか、家族の疑問はつのるばかり。
しかしAさんは譲らず平行線のまま。
さて、トクホはAさんの期待に応えてくれるのでしょうか。