2012年10月19日 16:41
大分県別府にて、競輪場やお寺でひとっ風呂? 別府のユニーク温泉
日本一の源泉数と湧出量を誇る大分県別府市では、市街地のあちこちに温泉が噴出している。
そのため、温泉施設の数は郵便ポストの数より多いとか。
そんな湯の街では「えっ、こんな所に?」という意外な場所に名湯がある。
というわけで、この街だからこそ出合えるユニーク温泉をレポートしよう。
別府八湯のひとつ「観海寺温泉」の入り口にあり、食事をした人は温泉に入れるという「焼肉慶松苑」。
温泉サービスは昭和54年(1979)のオープン時から。
元旅館だったという造りを生かし、温泉好きのご主人が手入れしてお客さんに開放している。
焼肉店の横にある風呂は、野趣あふれる岩風呂。
いざつかってみると、おお天国。
少し青みがかった湯はやさしくて気持ちよく、身体はポカポカ。
温泉成分で配管が詰まらないよう、コンディション維持にいつも汗を流すご主人の愛情も温かい。
●information 焼肉慶松苑 別府市南立石2062-1 続いて紹介するのは、観海寺温泉の背後、立石山の中腹にある「いちのいで会館」。
本業は仕出屋さんだが、店内で食事をすることもでき、食事した人は入浴もできるのだ。
温泉は食事したお客さんへのサービスという位置づけで、店を訪ねるとまずは風呂へどうぞと案内される。