くらし情報『銀行トリビア (19) 「銀行」はなぜ「金行」ではない?』

2012年11月19日 10:02

銀行トリビア (19) 「銀行」はなぜ「金行」ではない?

「銀行」という言葉はもともと中国で使われていたという説もあります。

「金行」でないのは、その当時、銀貨のほうが多く流通していたからだそうです。

金・銀でいえば、東京の銀座は日本を代表するおしゃれでにぎやかな街。

それにあやかって全国に「○○銀座」が作られています。

銀座というのは銀貨の鋳造所のことで、江戸時代、そこに銀座があったことからついた地名です。

もちろん、金貨を鋳造する金座もありました。

江戸の金座の長を代々務めた後藤家の屋敷があったのが今の日本橋本石町。

金座という地名は残っていませんが、現在そこには日本銀行の本店が建っています。


銀行のトップのことを「頭取」といいます。

「頭取」は、雅楽の演奏をするとき、全体をリードする首席奏者を指す「音頭取り」から来ているそうです。

歴史のある言葉なんですね。

ただ、ネット銀行のトップは「社長」ですし、一般の銀行でもトップを「社長」あるいは「CEO」とするところもあります。「通帳」というのも古い言葉です。

昔の商売は、売り買いのたびに代金をやりとりするのではなく、年に2回まとめて払う掛け売り・掛け買い方式でした。

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