2012年11月20日 10:44
結婚に「平均」を求めるオンナたち (2) ”極端回避”の心理が影響!?--なぜ”中庸”がモテるのか?(その2)
例えば、モノの価格がいくつかにランク分けされているときに、最高でもなく、最低でもない、つい真ん中を選んでしまうというのを経験したことがあると思います。
最高ランクを選ぶのは分不相応で気が引ける、かといって最低ランクを選ぶのは嫌だと感じ、真ん中のランク(中庸)を選んでしまいます。
真ん中のランクを選ぶ割合は6割以上になるという研究結果もあります。
これを行動経済学や社会心理学では「極端回避」または「極端性の回避傾向」と呼んでいます。
モノの選択心理を人間に置き換えて考えるのは少し乱暴ですが、三高でもなく、三低でもなく、「平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格」の中庸な「三平男子」を好む傾向には、多少なりともこの「極端回避」という心理が関係しているかもしれません。
人生は経済学に例えられることが多くあります。
恋愛も例外ではありません。
恋愛は人生という市場経済の中で、自分という商品を販売しているのだとします。
販売している以上、その商品をいかにして購入してもらえるかを考えなければなりません。もちろん、商品には魅力がないと売れませんし、その魅力や価値に対価を払ってくれる客を探して、その客に対してさまざまな方法で商品をアピールをする必要があります。