2012年11月30日 11:37
食品表示に気をつけろ! (5) 「カルシウムたっぷり」や「カロリーオフ」などの強調表記の基準とは?
さて、コンビニなどでよく見る「たっぷり」「オフ」などの強調表示。
今回はそれらについてのお話です。
上記の写真の商品には、「カルシウムたっぷり」と書かれています。
この「たっぷり」という表示に基準はあるか?と言うと、あります。
これは健康増進法(国民保健の向上を図ることを目的とした法律)で定められています。
この法律に基づく栄養表示基準で、量に関する表示の区分は以下です。
1)高い旨の表示(「たっぷり」「豊富」など)
2)含む旨の表示(「入り」「添加」など)
たんぱく質やビタミンB1など19の栄養素は、その商品に含む量によって、この2つの区分にあった強調表示ができます。
今回の「エースコック ワンタンメン」の場合は、1)に該当します。
その場合のカルシウムの含有量は、100g当たり210mg以上(飲料の場合は100ml当たり105mg以上)、または100kcal当たり70mg以上が要求されます。
パッケージには1食95gあたりでカルシウムが350mgとなっているので、この基準をクリアしています。
ちなみに2)の場合だと、カルシウムの含有量は100g当たり105mg以上(飲料の場合は100ml当たり53mg以上)