2012年11月16日 11:10
ボージョレ・ヌーヴォー解禁! ということで、昨年のヌーヴォーを開けてみた
の香りは少なくなっている。
味わい: (昨年)きれいな酸が口の中で長く残り心地がいい苦味がうまく乗っかっている。
ほんの少しではあるが、まだタンニンも感じられる→(今年)「酸が極端に少ない」と表現されていたが、さにあらず、ビロードのように滑らかな酸がうまく支配して絶妙なバランスをとっていたビックリである。
よくて「昨年から変化なし」もしくは「味わいについてはトーンダウンか」と想像していたのだが、しっかり進化を遂げていた。
しかも昨年よりもさらにパワフルに、果実味も凝縮されていた。
これをブラインドテイスティングしたら、去年のヌーヴォーなどとはこれっぽっちも思わないであろう。
かっちりとした酸味と強いアルコールのボリューム感はさらに2年、3年と進化を遂げそうな勢いである(しかし、残念なことにもう手持ちはない……)。
ただし、このデータは私が昨年からキープしていたボトルのものであって、造り手やボトルよって違いがあることをお断りしておき、2011ヴィンテージ全てがこのようになるわけではないので悪しからず。
毎年、その年のヌーヴォーをお祭り騒ぎで飲み干してしまうのも一興だが、1本隠し持っておき、1年後に開けてみるのもいいかもしれない。