2012年12月10日 11:49
世界の気候変動、新興国のほうがより強く実感-AXAグループ調べ
保険・資産運用グループAXA(本社・仏パリ)は、世界13カ国の男女13,492人(日本は1,013人)を対象に、気候変動に関する意識調査を実施した。
同調査は、気候変動とそのリスクに関する人々の意識を把握・分析し、環境リスクの軽減や、予防啓発活動にいかすことを目的に実施されている。
調査期間は7月5日から8月6日。
「この20年間で気候が変動したと感じていますか?」と尋ねたところ、気候の変動を感じている人は全体の約9割にのぼり、世界中で、気候変動が現実的な問題として受け止められていることが浮き彫りになった。
中でも、気候変動を「強く感じる」と回答した人の割合が、新興国の69%に対し、成熟国は39%と、新興国のほうがより強く実感していることがわかった。
特に、メキシコは87%、インドネシアは74%と突出しており、日本においてはその割合が49%と約半数で、成熟国の中では最も高い数値となっている。
「過去20年間で、環境事象のいずれかを経験したことがありますか?」という質問で、具体的に経験した環境事象を聞いたところ、「降雨パターンの変化による洪水(83%)」と「平均気温の連続的な上昇(80%)」