2012年12月19日 15:10
LCC、完全覆面調査 (2) 世界標準のLCCターミナル誕生で際立つジェットスターの便利さ
2012年10月18日、那覇空港にLCC専用ターミナルがオープンした。
中国・上海から低コスト航空会社(LCC)の春秋航空が乗り入れて話題を呼んだ茨城空港は、つくりこそLCCターミナルに近いが、LCC専用ではない。
正式名称「那覇空港LCCターミナル」が国内初のLCC専用ターミナルとなる。
このターミナルは、貨物用として使われていた建物の一部を旅客用に改装したもの。
しかし乗客は、「俺たちは貨物じゃないぞ」などと怒ってはいけない。
こうした平屋建ての簡素なつくりこそ、世界基準。
LCCターミナルのスタンダードだからだ。
とはいえ、海外では当たり前でも日本では認知度が低く、実際に使ってみると戸惑う人も多いだろう。
今回の覆面調査では、成田空港を15時40分に出発するエアアジア・ジャパンに搭乗。
19時、那覇空港に着陸した。
ドアが開いて外を見ると、ボーディングブリッジ(搭乗橋)もなければ送迎バスもとまっていない。
タラップを下りたら、乗客はターミナルまで歩くのだ。
これも海外ではスタンダードだが、日本ではそうそうできる体験ではない。
その後、預けた荷物があればLCCターミナルで受け取り、それを持って循環バスで国内線(メイン)