もはや朝食やランチ、夜食にと定番メニューとなったコンビニおにぎり。
定番の具材を食べてホッとし、新しい具材に驚いたり感心したり。
コンビニごはんはおにぎり! と決まっている人や、カップ麺を買う時についついおにぎりを足してしまう人も多いだろう。
日本人はコメを食べなくなったというけれど、コンビニのおにぎりコーナーはいつもにぎやか。
ワンハンドで食べられるので、作業をしながらパクつくのにもぴったり。
そんなコンビニおにぎりの歴史を「おにぎり屋」ブランドを展開するローソンに取材した。
2002年、ローソンからおにぎりの特選ブランド「おにぎり屋」が誕生し、コンビニおにぎりに革命が起きた。
コンビニ食品の定番で誰もが大好きなおにぎり。
労せずに売れ続ける定番商品に、なぜ新ブランドが誕生したのか。
その理由は「ほんとうにおいしいおにぎりを届けたい」だった。
実は当時、経済情勢はデフレ傾向が続いていた。
牛丼チェーンの値下げ競争が激化し、ハンバーガーも史上最安値を更新。
その流れはコンビニおにぎりも例外なく、売れ筋は1個80円の低価格帯商品が中心となっていた。
そんな中、ローソンでは目玉商品のおにぎりを刷新するプロジェクトが立ち上がる。