ただし、返済減額や据え置き期間を設けることで返済期間が上限期間を超えてしまうような場合は、返済が困難になった理由が勤務先都合によるものである他、一定の収入基準を満たすことなどの条件をクリアしている必要が出てくるようです。
■キャリアダウン、昇給スピードダウンによるローンの見直しについてキャリアダウンは年収ダウンにつながりますが、その他にも転職先で定年までの雇用を確保するのが難しくなる、安定力がない企業へ転職したことで将来リスクが高まる、借り換えをしようと思っていたのにできなくなるなど、ローン返済計画に不安定さをもたらします。
キャリアダウンでローンを見直す場合は、転職先で実績をあげて雇用が安定するまでの間、無理のない繰り上げ返済で将来のリスクを軽減していくのがよいかもしれません。
繰り上げ返済は返済期間を短くする期間短縮型と、月々の返済額を減らす返済額軽減型があります。返済額を軽減して手元資金を増やす方がよいか、また期間短縮で将来リスクを減らす方がよいのかは、個々の事情により異なるため検討してみるとよいでしょう。
昇給スピードダウンは子供がいる場合、教育費と年収のバランスが崩れやすく、子供が大きくなったときにローン返済が厳しくなる特徴があります。