海地獄のたまごに血の池プリン! 大分県「別府地獄めぐり」の珍名物たち
という回答しか得られないのがシュールである。
この鬼山地獄は、イリエワニ、シャムワニ、メガネカイマンなどの約100頭のワニが飼育されている。飼育はなんと大正12年(1923)に始められたというからその歴史もハンパない。更に世界最長寿記録を持つワニ「イチロウ」の剥製もここに残されているのだが、その大きさたるや並のデカさではなかった。
別府のローカルな場所に、これだけのサイズのワニが世界一の長寿で生きていたのかと、唖然とした気分になるのは筆者だけではないはずだ。地元の人たちに、「一匹が逃げだして捕まったなんてニュースはないんですか?」と尋ねてみると、「長いこと別府に住んでるけど、そんな話は聞いたことないねえ」と、ニッコリとのどかに答えてくれた。
確かに、ワニたちをじっと観察すると、温かい温泉の吹き出るエリアにゆったりと寝そべり、おだやかな表情でじっとしている。心地良さそうだ。
ここから敢えてリスクをおかして、脱走を企てる必要性を彼らは感じないかもしれない。
以上、駆け足で紹介してきたオモシロ「地獄」だが、別府ならではの面白いスポットやグルメはまだまだ他にもある。是非とも、自分の足で歩いて発見してほしい。