【雑学キング!】お持ち帰りエコ推進中。食べ残しの環境問題を考えてみた
の良い影響はありますか?
「消費者に『食べ残しのもったいなさ』や『食のありがたさ』を感じさせるきっかけづくりになると思います。実際どれだけの量を自分が食べ残したのかが消費者に見えやすくなるからです。これがよりよい方向に進めば、食べ残さない程度の適量を注文しようという意識づけにもなると思います」
――なるほど!「お持ち帰り」によるエコ教育ということでしょうか。「どのくらい余計な注文をしたのか」をよりはっきりと可視化する効果があるというのは、思わずひざを打つ視点でした。どうもありがとうございました。
お話を伺って、「お持ち帰り」が単にゴミを減らすためだけではなく、消費意識を変えていく可能性を秘めた活動だということはわかりました。では、実際に「お持ち帰り」現場で働かれているお店の方たちは「お持ち帰り」にどう対応されているのでしょうか
■都内のあるタイ料理店の場合
「こちらでは基本的には対応していないですね。衛生上の問題があるので、原則としてやってはいけないことになっているんです。
ただ、商品にもよりますが、暑くない時期、持ち帰り後すぐ食べていただけることが明らかなお客さまには特別に対応することもあります」