【雑学キング!】NHKで番組と番組の間に少し流れる映像"調整犬"って知ってる?
昔だったからできたことなんですが」
―そこまでしっかりと作った映像なのに、フィルムの老朽化でお蔵入りになっていくのはなんかさみしいですね。
「アナログ放送が終了してオールハイビジョンになったら、いつまでも古いフィルムを使っていくわけにはいかないんですよね。犬猫映像を愛してくれている方々には申しわけないのですが……。ただ、いつかは新作を作りたいという思いはあって、今は検討しているところでもあるんです。いつになるかはわからないのですが、そのときはまたぜひみなさんに見ていただきたいですね」
―はい、楽しみにしてます!
大好きな犬猫映像が見られなくなるのは残念だけれど、新作を作りたいと思っているという話を聞けたことは、ファンとしてはうれしかった。ただ、ハイビジョンの美しい画面で見る新たな犬猫映像と、従来のアナログ的な犬猫映像とでは、その質感の違いから、まったく趣の違うものになってしまわないかと多少気がかりではある。そのへんもまめにやってくれたら、本当にうれしいんだけどなあ。
(根岸達朗/プレスラボ)
※今回話題になったNHKの調整犬をはじめ、深夜に流れる高速道路の夜景とか、世界中の街角を紹介する映像とか、その日の番組の放送が終了した深夜や早朝に流れる映像のことを、"フィラー"と呼ぶらしいです。