【突撃!COBS】○万人の人出、○万人の足に影響……どうやって調べてるの?
初詣でに「○万人の人出」や、鉄道トラブルで「○万人の足に影響が出ました」といった人数に関する報道に触れるたび、「ほんとにそれ正しいのか」と思う。実はかなりあいまいな数字なんじゃないか。そもそもどうやって調べてるんだ。僕は鉄道トラブルに巻き込まれたときに、数えられたことがないような気がする。そこで、お正月の初詣で参拝者数全国2位の成田山新勝寺と、日本で最も利用者の多い鉄道会社のJR東日本にそれぞれ聞いてみることにした。
■成田山新勝寺の場合
――どうやって調べてるんですか?
「本堂に向かったところにある、正面階段をメインに計測しています。人出がピークだった(と見なされる)時間帯、それより少し人が減った(と見なされる)時間帯、通常時、と大きく三つに分けて、それぞれが○秒間にどのくらいの人数でどのくらいの時間が続いていたかを測定し、算出します」(新勝寺企画部、以下同)
――正面階段を通らない人は?
「もちろん入り口は一つではないので、何カ所か同じように計測ポイントは設けます。そのほか、駐車場の混雑具合でも判断しますし、さまざまな要素を複合的に見て、最終的な参拝者数を出します。
ただし、ディズニーランドのように入場チケットが必要なものではありませんので、あくまでも概算にはなります」