【コブスくんの使えそうな仕事術】スポーツの『緩急』を使って「達筆」になるには?
「はつがしら」のなかは、まず横画2本をサッサッと書き、続いて軽く「ため」て左のハライをゆっくりと運筆。最後の右ハライは、書き始めで「ため」をつくってもっちゃりとしたハライの線を書きます。
どうでしょう、うまく緩急がつけられましたか?
書き始めの一呼吸が大切です。一字の中に、一気に引いたり、ゆっくり書いたり、止まったりを意識して取り入れてみてください。このようにして書いた文字は、線に粘り強さが出て深みが増し、「達筆」だと言われる字になります。
(今井淑恵)
●著者プロフィール
今井淑恵先生
Allabout ProFileの実務書道専門家(http://profile.allabout.co.jp/pf/imai-yoshie/)。有限会社彩華代表取締役、実用手書き塾代表講師。漢字6段(一東会)、書写検定2級(硬筆)、日本語検定2級といった資格を持つ、手書き文字に関するエキスパート。
『大人のきれい字 書き方』を通信講座やセミナーなどを通し、数多くの生徒への指導を行っている。
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