【コブスくんの使えそうな仕事術】「流れ」のあるきれいな字のコツ、「バトンタッチ」に秘訣あり
私たちは文字というと、書かれた線だけを見ていると思っていますが、それだけではなく線から線へのつながり、つまり線と線との空間も文字の一部として認識しているのです。
この空間にも通っているのが、「気脈」です。
では気脈の通じる文字を書くためには、どのようにすればいいのでしょうか?
誰でも知っている「リレーのバトンタッチ」の場面で、説明していきたいと思います。
バトンタッチは、リレー競争ではとても大切です、上手にバトンを手渡さなければ、走りの流れが止まってしまいます。
現在の走者は全力で走りながらも、上手くバトンタッチできるよう次の走者のことを考えますよね。次の走者は、今走っている人のことを考え、バトンを上手に引き継ごうとします。呼吸を合わせてバトンを渡す。この連携が走りをスムーズにし、途切れない流れを創出することになります。
では、「気」という字を上手にバトンタッチできるよう書いてみることにしましょう。
1画目、「ノ」の書き終わりは、つぎの横線へのつながりを意識します。次いで2画目の横線は、つぎの3画目、4画目へとそれぞれ書き終わりから書き始めへと、気持ちをつないで書き進めます。