【エンタメCOBS】GPSとアインシュタインの意外な関係
今や、普段の生活の中に、無くてはならない存在となった「GPS」。カーナビや携帯電話など、身近なところでいろいろ活用されていますが、今回はそんなGPSとアインシュタインとの意外な関係性について、ご紹介したいと思います。
■GPSとは
「GPS」とは、Global Positioning Systemの略で、衛星からの電波をもとに、地球上での位置を調べるためのシステムです。
最近では、自分の位置を調べる目的などで利用されることが多くなりましたが、もともとはアメリカ合衆国が軍事用システムの1つとして開発したのがその始まりでした。
■GPSで位置を取得する仕組み
ところで、そもそもGPSはどのようにして位置情報を取得しているのでしょうか。
カーナビなどに搭載されているGPSアンテナ(受信機)は、地球の周回軌道上に打ち上げられた全30機のGPS衛星から、いくつかの電波を受信して、その衛星までの距離を測ります。
仮に、GPS衛星と受信機がどちらも正確な時計を持っていれば、衛星が電波を出した時間と、受信機がそれを受信するまでにかかった時間の差から、その距離を測ることができます。
このとき、理論上では3つの衛星から受信機までの距離が分かれば、3次元空間上での位置を特定することができます。